処理水放出設備が本格着工 東電福島第1原発

東京電力福島第1原発
東京電力福島第1原発

東京電力は4日、福島第1原発でたまり続ける処理水の海洋放出に向け、海底トンネルの掘削など放出設備の本格工事を開始した。東電は来年春ごろの放出開始を目指しているが、今後の気象や海の状況次第で工事が遅れ、開始が夏ごろにずれ込む可能性があるとしている。

東電によると、4日に予定しているのは処理水を沖合約1キロで放出するための海底トンネルの掘削作業のほか、処理水を放出設備まで移送する配管の敷設など。5、6号機付近ですでに掘削を終えた立て坑(深さ約18メートル)の底に設置したシールドマシンの動作確認をし、問題がなければトンネル掘削に着手する。

処理水の放出を巡っては、原子力規制委員会が7月22日に放出計画を認可。福島県と第1原発が立地する大熊、双葉両町が8月2日、着工了解を東電に伝えていた。

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