死亡事故で「白トラ」営業発覚 運転手ら6人摘発

国に無許可で運送業を営んだとして、大阪府警交通捜査課は4日、貨物自動車運送事業法違反(無許可経営)の疑いで、長野県松本市のトラック運転手、中村俊彦容疑者(40)を逮捕したと明らかにした。

中村容疑者は3月、大阪府八尾市の交差点で青果を運送中、自転車の男性をはねて死亡させたとして自動車運転処罰法違反容疑で現行犯逮捕され、捜査の過程で無許可経営が発覚した。

同課は、中村容疑者ら運送業の許可を得ていない個人運転手の男5人にトラックを貸して無許可で運送業をさせたなどとして、貨物自動車運送事業法違反幇助(ほうじょ)の疑いで、長野県山形村の運送会社「翔(かける)商事」の男性社長(48)も逮捕。ほかの4人も同法違反容疑などで書類送検した。

同課によると、社長は平成27年以降、所有する冷蔵・冷凍用のトラックを5人に貸し出し、無許可の「白トラック」として運送業務を続けさせていた。中村容疑者が事故を起こすまでに5人で計約5億円の売り上げがあり、男性社長は10%を手数料として受け取っていたという。

中村容疑者の逮捕容疑は今年1月、国の許可を受けずに5回にわたって青果を運んだとしている。中村容疑者は貨物自動車運送事業法違反罪などで起訴されている。

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