ウクライナ穀物輸出再開、最初の貨物船がトルコ到着

穀物の輸出再開第1便として、ウクライナ南部オデッサ港からトウモロコシを積んで出港する貨物船「ラゾニ」=1日(トルコ国防省提供、ゲッティ=共同)
穀物の輸出再開第1便として、ウクライナ南部オデッサ港からトウモロコシを積んで出港する貨物船「ラゾニ」=1日(トルコ国防省提供、ゲッティ=共同)

ウクライナから穀物輸出を再開する第1便として同国南部オデッサを1日午前に出港した貨物船が2日夜、トルコ・イスタンブール沿岸に到着した。トルコ国防省が発表した。これまでの航行は順調で、3日に臨検を受けた後、中東レバノン北部トリポリに向かう。

輸出はロシア、ウクライナと仲介する国連、トルコの4者の合意に基づき再開した。航行を共同監視するため4者が設置した「合同調整センター」の担当者らが3日、貨物船に乗り込み、積み荷の中身などを確認する。

貨物船は、トウモロコシ約2万7千トンを運ぶシエラレオネ船籍の「ラゾニ(RAZONI)」。海上交通の要衝であるイスタンブールのボスポラス海峡の黒海側出入り口付近に到着した。

ウクライナに侵攻したロシアによる黒海封鎖で海上輸出は5カ月以上滞っていた。輸出再開で世界的な食料価格高騰の歯止めになることが期待される。ただ交戦は続いており、航行の安全を継続して確保できるかどうかが焦点となっている。(共同)

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