「東京などピーク越えつつある」予測も「高止まり」懸念 専門家組織

厚生労働省=東京都千代田区
厚生労働省=東京都千代田区

新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家組織の会合が3日開かれ、専門家から「東京や神奈川など一部地域で感染のピークを越えつつある」との予測が示された。脇田隆字(たかじ)座長は会合後の会見で、オミクロン株の派生型「BA・5」から「BA・2・75」への置き換わりを懸念し、「高止まりし、減少速度が遅くなる可能性がある」と強調した。

会合では、直近1週間の全国の新規感染者数が前週の1・16倍だったと報告された。感染拡大は継続しているものの、前週の1・89倍よりも低下し、増加幅に改善傾向がみられた。

青森と島根以外の45都道府県で前週を上回ったが、前週の2倍超となった地域はなかった。全国の新規感染者数を年代別の人口10万人当たりでみると、夏休みに入った10代以外で増加が継続している。

1日時点の全国の病床使用率は前週より8・9ポイント増の55・9%。24都府県で病床逼迫(ひっぱく)の目安とされる50%を上回った。

国内の死者数は直近7日間平均(2日時点)で110人となり、7月26日時点の58人から急増。昨夏の流行「第5波」のピーク時(令和3年9月中旬、66人)を上回った。これまでの最多は237人で、年明けの「第6波」で確認された。

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