埼玉県は3日、新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりを受けて政府が新設した「BA・5対策強化宣言」を4日に発令することを決めた。
宣言の対象は県内全域で、期間は31日まで。県境をまたぐ移動の際には混雑を回避することなどを県民に要請し、事業者に対しては、テレワークや時差出勤、業務スペースでの換気扇の常時稼働を求める。
県は3日、専門家会議を開いた後の新型コロナウイルス対策本部会議で宣言の発令を決めた。自身の感染が判明し療養中の大野元裕知事はオンラインで記者会見し「県民や事業者に、今までよりも緊張感を持って感染防止対策に協力してもらいたい」と強調した。