五輪期間中〝東京発〟変異ウイルスが海外拡散か 東大研究

東京五輪開会式で国立競技場から打ち上がる花火を撮影する人々=2021年7月23日午後8時4分、東京都渋谷区
東京五輪開会式で国立競技場から打ち上がる花火を撮影する人々=2021年7月23日午後8時4分、東京都渋谷区

日本で独自に進化した新型コロナウイルスの一種が、昨年夏の東京五輪・パラリンピックの開催時期に海外に広まっていたことが分かったと東京大医科学研究所の井元清哉教授が3日、発表した。井元教授は「国際的な大会やイベントの感染対策を考える参考にしてほしい」と話している。

広まっていたのは変異ウイルスのデルタ株の一種。日本で出現した後に米国やインドネシア、ニュージーランドなど20の国と地域で見つかっていた。ウイルスの遺伝情報を基に発生源を調べたところ、大会が開催されていた東京やその周辺地域から拡散したものがあると考えられたという。

論文は科学誌フロンティアーズ・イン・マイクロバイオロジーに掲載された。

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