テレワークしながら農業体験 秋田・八峰町、参加者募集

昨年のネギの皮むき体験の様子。無心に作業し「心が、ととのう」という=秋田県八峰町
昨年のネギの皮むき体験の様子。無心に作業し「心が、ととのう」という=秋田県八峰町

世界自然遺産の白神山地の麓、秋田県八峰(はっぽう)町で農作業とテレワークという「半農半X(エックス)」生活を体験する県の事業への参加者募集が2日始まった。岸田文雄内閣の目玉政策「デジタル田園都市国家構想」を地で行く試みとして昨年、注目を集めた事業の第2弾。今年は新たに県内の別の自治体でも実施予定という。

体験事業は、自分の本業をテレワークで農村へ持ち込みながら、農林漁業を手伝うことで副収入を得られる仕組み。背景には人口減少時代を迎え、1次産業の深刻な担い手不足がある。

昨年は11~12月に行われ、全国から大手企業のエンジニアのほか、動画制作者やカメラマンら主にフリーランスの6組7人が参加。町の特産ネギの皮むきやシイタケの収穫・選別、ハタハタの選別(いずれも時給850円)、秋田杉のまき割りに従事した。

また、参加者のデザイナーがシイタケのパッケージデザインを手がけたり、音楽家夫婦が今年の5月連休に改めて40日滞在したりするなど、「関係人口」による地域活性化がさっそく始まっているという。

募集要件は(1)自分の仕事を3週間、テレワークで持ち込める(2)農林漁業の「複業」ができる(3)体験を情報発信できる―を全て満たす人。交通費5万円までと、農家民宿での素泊まりの宿泊費を県が負担する。Wi-Fiのある民宿などでテレワークしながら、事業を受託する町の観光協会から紹介される1次産業に従事する。

町に3週間滞在する日程や農作業の内容、時給などは、応募者や受け入れ農家と調整して決める。町の特産であるコメやネギ、シイタケの収穫の手伝いが主な仕事になる見通しという。

詳しくはNPO法人八峰町観光協会ホームページ。

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