軽音楽部の〝甲子園〟「スニーカーエイジ」 大阪国際滝井高 学校統合で最後のステージへ

スニーカーエイジに向け、練習に励む大阪国際滝井高校軽音楽部の部員ら=大阪府守口市
スニーカーエイジに向け、練習に励む大阪国際滝井高校軽音楽部の部員ら=大阪府守口市

高校軽音楽部の日本一を決める「第2回全国高校軽音楽部大会 we are SNEAKER AGES」(産経新聞社、三木楽器グループ、スニーカーエイジ実行委員会主催)の関西地区グランプリ大会が16~19日、大阪市中央区の松下IMPホールで開かれる。学校統合に伴い、最後のステージとなる女子校の大阪国際滝井高校(大阪府守口市)軽音楽部は「有終の美を飾りたい」と練習に励んでいる。

16日から関西地区グランプリ大会

練習中の大教室の扉を開けると、リズミカルなサウンドが響く。「〝滝井軽音〟として最後のメンバーで生み出せる最高の音楽を出し切りたい」と部員たち。ファイナルステージ進出はもちろん、悲願の全国大会優勝へ気合は十分だ。

約20年前、クラシックギター部として発足し、平成16年、軽音楽部となった。部員は現在27人。本番のステージには2年生4人、3年生8人が挑む。

ベースの山田紗来(さら)部長(18)は「まずはメンバーみんなが楽しむ。その上で観客の心に届く歌や演奏を披露したい」と話す。

演奏曲は音楽ユニット・Superfly(スーパーフライ)のボーカル、越智志帆(おちしほ)とロックバンド・ウルフルズのボーカル、トータス松本のデュエット曲「STARS(スターズ」。最後の「Keep on shining till the end(最後まで輝き続けろ)」の歌詞に共感し、選曲した。

ボーカルの丸本菜月(なつき)さん(18)と浦野楓香(ふうか)さん(17)は「高音域と低音域がうまく重なるよう互いの役割をしっかりキープし、息の合った声を響かせている」と言い切る。

昨年、全国出場はならなかったものの、卓越した演奏技術を発揮した部に贈られるヤマハ賞を獲得。今回、楽曲の意味を考えながら表現力に重きを置いて歌や演奏に磨きをかける。

最大のサビ部分では、ゴスペルに挑戦。顧問の柴田修一教諭は「それぞれの音域に合わせたバランスがとても重要。今までやってきたことを信じ、自信を持ってステージに立ってほしい」とエールを送る。新型コロナウイルス禍が続く中、部員らは「それぞれの個性を最大限に生かし、軽音楽部最後の〝花火〟を打ち上げる」と意気込む。

◇同大会は応募81校中、動画予選を突破した60校(府内43校)が出場予定。16~18日のファーストステージを勝ち抜いた15校が、19日のファイナルステージに進む。上位3校は12月25日、グランキューブ大阪(大阪市北区)で開催される全国大会に挑む。

■大阪国際滝井高校は姉妹校の大阪国際大和田中学・高校とともに、同じ守口市内に今年度開校した大阪国際中学・高校に統合。滝井高は現在の2、3年生が在籍し、卒業する令和6年まで存続する。

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