マイナポータルの使い勝手を改善 浅沼デジタル監が方針

就任から3カ月の振り返りと今後の方針を説明する浅沼尚デジタル監=1日、東京都千代田区
就任から3カ月の振り返りと今後の方針を説明する浅沼尚デジタル監=1日、東京都千代田区

デジタル庁の事務方トップ「デジタル監」の浅沼尚(たかし)氏が1日、就任から3カ月の振り返りと今後の方針を説明する記者会見を開いた。行政サービスのデジタル化を進める上で鍵となるマイナンバーカードの普及に向け、カード利用者専用サイト「マイナポータル」の使い勝手やデザインを今年度中に大幅更新する方針を明らかにした。

工業デザイナーとしての経歴を積んできた浅沼氏はデジタル庁でのこれまでの実績として、使い勝手の改善に取り組んだ、新型コロナウイルスのワクチン接種証明書アプリが利用者から評価されていることを挙げた。

その上で、マイナポータルについては「便利な機能はすでにあるが使われていないのが非常に大きな課題。使いたいと思われるものに変えていく」と強調。具体的には、どんな行政サービスを利用できるのか一目でわかるようにデザインを大幅に変更する方針を示した。「マイナポータルを使うとこんなに便利だから、マイナンバーカードを取得しようと思われるようにすることが大事だ」と述べ、マイナポータルの更新をカード普及につなげる考えを強調した。

一方、デジタル庁の業務が多岐にわたることから人材不足が課題となっていることについて、「行政人材が特に不足している」と指摘。民間出身者でも多くの業務ができるよう官民の垣根を取り払うなど、「現在の仕事の形を変えたい」と語った。

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