最終学歴「小卒」は80万人超 夜間中で学び直しの機会確保を

文部科学省=東京都千代田区
文部科学省=東京都千代田区

令和2年国勢調査で最終学歴が「小学校卒業」の人を初めて調査したところ、2年10月時点で80万4293人いたことが分かった。小中学校に在籍したことがない人や小学校を退学した人といった「未就学者」は9万4455人で、義務教育を修了していない人は約90万人に上る。文部科学省は6月、学び直しの機会を確保するため、公立夜間中学校の設置を進めるよう都道府県教育委員会などに通知した。

小卒の人は、70代以上が77万3795人と96%を占めたが、30代以下も7031人いた。年齢層が高いと日本人が多くを占めるが、50代以下になると半数以上が外国人になる。

国勢調査の最終学歴は回答者の自己申告。文科省が夜間中のニーズを把握するため、小卒の項目が設けられた。若い年代では、いじめや不登校で小中学校に通えなかった人が、形式的には卒業したことになっていても、卒業していないと認識しているケースが一定数あるとみられる。

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