プーチン氏演説「あらゆる手段で国益守る」 北方領土周辺にも言及

「ロシア海軍の日」を記念する海上軍事パレードで演説するロシアのプーチン大統領=31日、サンクトペテルブルク(ロイター)
「ロシア海軍の日」を記念する海上軍事パレードで演説するロシアのプーチン大統領=31日、サンクトペテルブルク(ロイター)

ロシアのプーチン大統領は31日、北西部サンクトペテルブルクで演説し、海軍力に関する新たなドクトリンを承認する大統領令に署名したと述べた。プーチン氏は「国境とロシアの国益がある領域」として黒海、バルト海に加えて日本の北方領土周辺の海域を挙げ、「あらゆる手段で防衛する」と強調した。インタファクス通信が伝えた。

ウクライナとの戦闘が続く黒海だけでなく欧州や日本の周辺海域を挙げ、「非友好国」を念頭に海軍力を誇示する狙いとみられる。プーチン氏は極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の海軍への配備が数カ月以内に始まるとも述べた。

一方、露軍がウクライナ軍の捕虜兵士収容に使用していた東部ドネツク州オレニフカの施設で7月29日、約50人が死亡した爆発についてロイター通信は31日、露国防省が国連などに調査を求めたと報じた。両国とも爆発への関与を否定し、相手を非難している。国連は双方が同意すれば現地に専門家を送って調査する方針だ。

オレニフカの爆発を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、ロシアを「テロ国家」に指定するよう国際社会に求めた。また、戦闘が続く東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)の住民に早急に避難するよう求めた。

露軍はバフムトなどドネツク州周辺で攻撃を強化している。これに対し、南部ヘルソン州ではウクライナ軍が露軍の補給路を断つ作戦を進めている。

サンクトペテルブルクで海上軍事パレード プーチン大統領出席

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