米韓、対北朝鮮で連携強化 核ミサイル「最大の脅威」

オースティン米国防長官(ロイター=共同)
オースティン米国防長官(ロイター=共同)

オースティン米国防長官は29日、韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防相と国防総省で会談し、米韓両軍の相互運用性を向上させることで一致した。朝鮮半島の平和と安定に対する「最大の脅威」となっている北朝鮮の核ミサイル開発に対応するため、連携を強化する。国防総省が発表した。

両氏は朝鮮半島情勢やインド太平洋地域の安全保障について協議。準備が完了しているとされる7回目の北朝鮮の核実験に関しても意見交換したとみられる。

オースティン氏は、ミサイル防衛を含むあらゆる軍事力を活用した拡大抑止力によって韓国を防衛する米国の義務は揺るがないと指摘し、米韓同盟は発展し続けると強調した。両氏は日米韓3カ国の協力を推進する重要性でも一致した。

李氏は6月、アジア安全保障会議が開かれたシンガポールでオースティン氏と就任後初めて対面で会談した。(共同)

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