米露外相が電話会談 侵攻後で初 占領地併合「決して容認しない」

日米両政府の外務・経済担当閣僚会合後、記者会見するブリンケン米国務長官=29日、ワシントン(ゲッティ=共同)
日米両政府の外務・経済担当閣僚会合後、記者会見するブリンケン米国務長官=29日、ワシントン(ゲッティ=共同)

【ワシントン=大内清】ブリンケン米国務長官は29日、ロシアによるウクライナ侵攻後で初めて、ラブロフ露外相と電話会談を行った。ブリンケン氏は同日の記者会見で、ロシアが準備を進めているとみられるウクライナ東部などの占領地域の併合は「決して容認できないと伝えた」と説明。穀物輸出に関するウクライナ政府との合意順守も要求したほか、ロシアで拘束されている米女子プロバスケットボールのブリトニー・グライナーさんら米国人2人の解放に向けたなどについても協議した。

ブリンケン氏は会見で「ロシアは世界に向けて約束したことを守るべきだ」と強調し、ロシアがウクライナと結んだ穀物輸出についての合意内容をすみやかに履行するよう求めた。

またブリンケン氏は、拘束されている米国人2人に関し、米国側が行った「重大な提案」を受け入れるようラブロフ氏に迫ったと説明。

ブリンケン氏は東アジアサミット(EAS)参加国外相会合などに参加するため8月3~5日にカンボジアの首都プノンペンを訪問する予定だが、国務省のプライス報道官は「現地でラブロフ氏と会談する予定はない」としている。

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