北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は27日に平壌で演説し、核抑止力を迅速に動員できる「万全の態勢」が取られていると述べ、核兵器が使用可能であることを強調した。韓国が先制攻撃をすれば強い力により「尹錫悦政権とその軍隊は全滅する」と述べ、核による反撃をほのめかして威嚇した。朝鮮中央通信が28日伝えた。
演説は朝鮮戦争(1950~53年)の休戦協定締結から69年を迎え「祖国解放戦争勝利記念塔」前で開かれた記念行事で行われた。核実験には言及しなかった。
記念行事は夜に行われ、元兵士らが招かれ花火や公演も行われた。金正恩氏は27日、平壌の「祖国解放戦争参戦烈士の墓」も訪れ献花した。(共同)
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27日、平壌の祖国解放戦争勝利記念塔前で行われた朝鮮戦争勝利(停戦)69周年記念行事(朝鮮中央通信=朝鮮通信)