大阪王将「ナメクジ告発」調査結果発表 外部からの侵入認める、店舗外でネコ飼育も

仙台市保健所が立ち入り調査に入った大阪王将の仙台中田店=25日、仙台市
仙台市保健所が立ち入り調査に入った大阪王将の仙台中田店=25日、仙台市

仙台市太白区にある大阪王将のフランチャイズ店舗「仙台中田店」の元従業員を名乗る人物が、調理場などの不衛生な状態をツイッターで告発したことをめぐり、フランチャイズ本部の大阪王将は27日、仙台市保健所により行われた調査の結果を同社のホームページ(HP)で公表した。今回の調査でナメクジなどは確認されなかったものの、「湿気の多い季節に外部からの侵入があった」と店舗から報告があったことが判明。さらに同店舗では令和元年10月から4年6月まで無断でネコを店舗の屋外で飼育していたことも明らかにした。

大阪王将によると、調査は25日に行われ、市保健所は①客席と調理場の区画がない②動物の飼育は行わない③(床のはがれなど)劣化があるので修繕を行う-など全12項目の改善点を指摘した。そのうち、元従業員と名乗る人物が主張していた、ナメクジ、ゴキブリ、ウジ虫、ハエの存在は確認できなかったという。ただし、厨房内などに清掃が行き届いていなかった部分があり、清掃の徹底についても改善点として指摘。新型コロナウイルス対策から開放していたという店舗裏口の2カ所の出入口扉には、害虫侵入防止のために網戸を設置するよう求めた。

大阪王将が公表した仙台市保健所による調査結果の概要(大阪王将ホームページから)
大阪王将が公表した仙台市保健所による調査結果の概要(大阪王将ホームページから)

また、大阪王将では外部機関による衛生検査を年1回実施していたが、検査当日はネコをほかの場所へ移動させたため、ネコの存在を把握できていなかったという。ネコを無断で飼育していたことについて、「本来、飲食店で動物を飼育する行為は衛生上認められないこと」(同社)としており、今後は店舗の屋外についても定期的な衛生検査を実施するとしている。

市保健所生活衛生課の担当者によると、24日夕方、ツイッターの投稿を見た人物から調査を依頼するがメールが到着。翌日25日午前、事前予告することなく同店舗に向かったところ、休業だったため、大阪王将側に連絡し、同日中に仙台中田店を運営するファイブエム商事のマネージャーと大阪王将本部の担当者を交えて検査を実施した。さらに、市保健所はファイブエム商事が運営する「大阪王将 西多賀ベガロポリス店」についても26日に立ち入り検査を実施したという。

同社は今後、所轄の保健所に改善報告書を提出する予定で、「全店で全従業員向けの勉強会を開催し、食材・店舗備品の取り扱い、並びに衛生管理ルールを再徹底し、改善を継続してまいります」としている。(大澤昌弘 浅野英介)

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