人襲ったサルか、1匹捕獲 山口で56人被害

山口市小郡地区で確認されたサル=24日(山口市提供)
山口市小郡地区で確認されたサル=24日(山口市提供)

山口市は27日、同市小郡地区でサルを捕獲したと発表した。同地区では7月に入り、住宅地で56人がサルにかまれたり引っかかれたりする被害が相次いでいた。市は人に危害を与えた複数のサルのうちの1匹と判断、殺処分した。

同地区は山口市役所から南西約10キロの山あいにある。市は24日から専門業者に捕獲を依頼。26日に県立山口農業高の敷地内で体長約49センチ、体重約7キロの雄ザルを捕まえた。その後も被害は続いているという。

地区では8日午前9時ごろ、住宅1階にサルが網戸を開けて侵入。0歳女児が右足を引っかかれて軽傷を負った。集合住宅に住む50代女性は18日、網戸を突き破って部屋に侵入したサルに両足をかまれた。

石川県立大の大井徹教授(動物生態学)は「サルが『人は怖くない』と味を占めつつある。電気柵の設置など人里から離す対策を急ぐべきだ」とする。

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