平成20年6、東京・秋葉原で無差別殺傷事件を起こした加藤智大死刑囚(39)に26日、死刑が執行された。白昼の歩行者天国で起きた凶行に社会が震撼(しんかん)した。裁判で明らかになった動機は、インターネット掲示板での「嫌がらせ」。ネットの世界にのめり込み、職場でも孤立を深め、自分の「居場所」がないことに気付いて犯行を決断した。
ネット掲示板を利用し始めたのは平成17年ごろ。東京地裁の公判では、掲示板を「本音で言い合える大切な場所」「帰る場所」と表現した。だが、掲示板で他人が嫌がる発言をする「荒らし」や自分への「成り済まし」が始まり「人間関係を奪われた」と感じるように。被告人質問で「事件を起こしたと知ってもらい、嫌がらせをやめてほしいと言いたかったことが伝わると思った」と語った。
事件直前には掲示板に「秋葉原で人を殺します」と書き込んだ。