交通事故の「二次被害」なくして 遺族ら金融庁に意見書

意見書を提出し記者の質問に答える「関東交通犯罪遺族の会(あいの会)」の(右から)松永拓也さん、小沢樹里さんら=26日午後、東京都千代田区
意見書を提出し記者の質問に答える「関東交通犯罪遺族の会(あいの会)」の(右から)松永拓也さん、小沢樹里さんら=26日午後、東京都千代田区

交通事故を巡る民事訴訟で、被害者や遺族が損害保険会社側から暴言や侮辱とも取れる言動を受ける「二次被害」をなくそうと、遺族らでつくる「関東交通犯罪遺族の会(あいの会)」は26日、監督官庁の金融庁で鈴木俊一金融担当相と面会し、指導の徹底やガイドライン策定などを求める意見書を提出した。

あいの会によると、損害賠償の民事訴訟では、損保会社側が提訴まで時間がかかったことを遅延金目当てだと述べたり、臆測を基に医療ミスがあったと主張したりするなど、被害者や遺族を傷つける言動が常態化しているという。

面会後、あいの会代表理事の小沢樹里さん(41)は「事故に遭った人にとって任意保険は本来救済となるはず。それが二次被害を起こしているのが現状だ。あまりにも悲しい」と訴えた。

東京・池袋の乗用車暴走事故で妻子を失った副代表理事の松永拓也さん(35)は「愛する人を亡くしたり、心や体の健康が損なわれたりした人たちがもう一度傷つくことはなくなってほしい」と呼びかけた。

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