所属していた兵庫県尼崎市議会の会派「日本維新の会」の政務活動費(政活費)で購入したパソコンの納品書を偽造したなどとされる光本圭佑市議(42)が、知人の電器店経営者に架空の見積書作成を依頼した疑いがあることが25日、会派関係者への取材で分かった。
関係者によると、光本市議は昨年6月、会派のパソコン購入代金として政活費の口座から現金75万円を出金。しかし「電器店に現金で先払いしたが、納品されなかったためキャンセルした」として、別の家電量販店で買ったとした。
この取引を巡り、電器店の経営者は会派の調査に、光本市議から5月にLINE(ライン)で架空の見積書作成を依頼されたと話したという。
光本市議は偽造した納品書を市議会事務局に提出した他、会派の同意なく政活費250万円を引き出したとして国政政党の日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」から除名された。市議会は6月に辞職勧告決議を可決し、私文書偽造罪などで刑事告発も検討している。
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