大相撲名古屋場所で初優勝を飾った西前頭2枚目の逸ノ城が千秋楽から一夜明けた25日、愛知県岩倉市の湊部屋宿舎からオンラインで会見し、「(昨晩は)ゆっくり寝られた。今場所は体調も良かった。立ち合い踏み込んでまわしを取れたところが良かったと思う」と15日間を振り返った。
休場明けの今場所、初日から6連勝と絶好の滑り出しを見せた後、正代と琴ノ若に連敗した。「6連勝したとき、もしかしていけるんじゃないかと意識してしまった。(連敗して)これは駄目だなと切り替えて、相撲に集中した。終盤の方が考えすぎないでいけた」。うまく立て直して、12勝3敗で栄冠をつかんだ。
次の目標を尋ねられた29歳は「大関を目指していきたい。自分から前に踏み込んでいく相撲を目指していきたい」と意欲を示した。