立憲民主党は25日、国会内で拡大両院議員懇談会を開き、惨敗した参院選の総括に関して所属国会議員らの意見を聴いた。泉健太代表ら執行部は8月10日にも総括をまとめ、来春の統一地方選に向けた態勢立て直しに取り組みたい意向だが、立民は最新の世論調査でも支持率が日本維新の会を下回る状況が続いている。党勢回復の道のりは険しい。
「大変厳しい結果となった。改めて執行部としておわびを申し上げる」
泉氏は懇談会の冒頭でそう陳謝した。その上で「党の再生のためにも、厳しい戦いの中から出てきた明るい光を大切にして、大きくしていきたい」と語った。
懇談会には約90人が出席し、のべ約30人が発言した。出席者によると、参院選で公示前から6減となる17議席に終わったことなどについて、「このままでは党がなくなってしまうほどの厳しい状況だ」(中堅)など、強い危機感を示す意見が相次いだ。参院のベテラン女性議員らからは「党のイメージが悪い」「発信力がない」などとして、執行部の刷新を求める声もあがった。