18歳の女子学生に飲酒させたと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員=比例東海=が、改めて議員辞職しない意向を示した。次の臨時国会は8月3日にも召集される見通しだが、吉川氏は一連の疑惑をブログで釈明しただけで雲隠れを続けている。吉川氏は国会に姿を見せ、自らの口で説明するのか。逃げ回るならば、所属していた岸田派(宏池会)会長の岸田文雄首相にさらなる打撃となりかねない。
吉川氏は今月15日、自身のブログで「この度の週刊誌報道に関して」と題した約5200文字にわたる長文を掲載した。
ブログでは、女子学生は東京・神田のクラブの従業員だと説明した。肝心の年齢は、女子学生から「18歳」と聞いたものの「酒席で働く女性が身元を知られたくないなどの理由から、年齢や所属先、出身地などについて正確なことを述べないことは良くある話」などと持論を展開し、「『なるほど、大学1年生という設定なのね』と受けとめ、軽い乗りで会話を合わせていたというのが実情」と釈明した。