後半戦初本塁打で20号 大谷、対応力で節目到達

ブレーブス戦の3回、右前打を放つエンゼルス・大谷=アトランタ(共同)
ブレーブス戦の3回、右前打を放つエンゼルス・大谷=アトランタ(共同)

10勝目を逃した登板翌日にエンゼルスの大谷が後半戦初めてのアーチで節目に到達した。新型コロナウイルスで60試合に短縮された2020年を除けば、4シーズンで3度目の20本塁打。チームは苦しくても「二刀流」の大谷だけは別格だ。

対応力から生まれた一発だった。五回、チェンジアップに腰がやや引けたが、バットのヘッドを少し遅らせて捉えると、低いライナーが右翼席の最前列に飛び込んだ。

「投手の攻めも含めてしっかりした野球をしている」とブレーブスのバッテリーを称賛していた大谷。この試合でナ・リーグ単独トップの12勝目を挙げた右腕ライトの球をしっかり見極め、2ボール2ストライクからの5球目を仕留めた。

三回の右前打も2ストライクから内角に甘く入った速球を、シャープに振り抜いてはじき返した。5連敗のチームで、大谷の孤軍奮闘が続く。(共同)

大谷、2年連続20号ソロ

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