20歳になった藤井五冠「食前酒を…」 関西囲碁将棋記者クラブ賞

関西囲碁将棋記者クラブ賞の表彰式に出席した(左から)井山裕太四冠、藤井聡太五冠、桐山清澄九段=22日午後、大阪市福島区
関西囲碁将棋記者クラブ賞の表彰式に出席した(左から)井山裕太四冠、藤井聡太五冠、桐山清澄九段=22日午後、大阪市福島区

囲碁界と将棋界で活躍した関西所属の棋士を表彰する第30回関西囲碁将棋記者クラブ賞が井山裕太四冠(33)と藤井聡太五冠(20)に、特別賞には今年4月に引退した桐山清澄九段(74)にそれぞれ決まり、表彰式が22日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた。

3人に表彰状が贈られた後、インタビューが行われた。これまで2度の全七冠独占を達成した井山四冠は、藤井五冠による将棋の全八冠独占の可能性を問われると「タイトル戦の勝率がすさまじい。十分チャンスはある」と話した。

19日に20歳の誕生日を迎えた藤井五冠は「節目ではあるが、何かを変えるというより、自分のペースでやっていければ」と抱負を述べた。お酒について聞かれると、20、21両日、神戸市内で指された王位戦第3局での夕食の際に「食前酒をいただいた」と明かし、「少量だったのでよく分からないが、今後も機会があれば試したい」とも話した。

今後について、藤井五冠は「関西の将棋界は自分より後に棋士になった方も増えて年々競争が激しくなった。その中でも活躍できるよう一層精進したい」と誓い、井山四冠は「世界戦ではベテランと言われる年齢だが、まだまだ向上できる余地がある。前を向いて磨いていけたら」と述べた。

達成者が9人しかいない千勝達成まであと一歩に迫りながら、今年4月に引退した桐山九段は「56年の現役生活を終えた。賞をいただけたことは大変光栄。今後は将棋の普及に頑張りたい」と語った。

記者クラブ賞は、囲碁界は令和3年、将棋界は3年度の成績が対象で、井山四冠は14回目、藤井五冠は2回目の受賞。

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