パナソニック、27%小型化したドライヤー ダイソン提訴にも言及

「ナノケア」シリーズのヘアドライヤー新製品(パナソニックHD提供)
「ナノケア」シリーズのヘアドライヤー新製品(パナソニックHD提供)

パナソニックホールディングス(HD)は21日、髪にうるおいを与える独自技術を搭載したヘアドライヤー「ナノケア」シリーズの新製品を発表した。従来の製品より小型化しながら風量やうるおいを与える機能を強化しており、同社が展開するドライヤーの最上位機種になる。市場想定価格は3万9千円前後で、9月1日発売。

同社によると、国内のドライヤー市場は高価格帯の製品が主流になりつつあり、令和3年度の家電量販店での販売金額ベースでは、2万円以上の製品が全体の47%を占める。

新発表のドライヤー「EH-NA0J」は温風を出すためのヒーターの構造を刷新することで、従来製品よりも約27%小型化。さらに送風の流れを最適化することで風量を強化し、独自技術「高浸透ナノイー」による髪にうるおいを与える機能も向上した。

また、風温と室温を感知するセンサーを搭載し、環境や使い方に応じて自動で温度をコントロールする「スマートセンシング」機能も搭載した。開発担当者は「髪を乾かす時間も楽しく感じてもらいたい」と話した。

一方、ナノケアシリーズのドライヤーをめぐっては、英家電大手ダイソンが6月、パナソニックHDの広告が不正競争防止法に違反するとして東京地裁に差し止めを求める訴訟を起こしたと発表した。ダイソン側は「髪にうるおいを与える広告表示が不正確」と主張。パナソニックHD側は「第3者の知見を交えて研究開発を進めてきた技術で、合理的な根拠に基づいている」と反論している。

この日の発表で、パナソニックHDで美容家電の国内マーケティングを担当する神本暁(あかつき)部長は「私どもの主張を裁判の中で明らかにしていく」とした上で、「従来の広告から変えることはない」と述べた。

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