米オールスター戦、ア・リーグ逆転勝ち　ＭＶＰはスタントン、大谷は１安打１四球

米大リーグの第９２回オールスター戦は１９日、ロサンゼルスのドジャース本拠地ドジャースタジアムで行われ、エンゼルスの大谷翔平はア・リーグの「１番・指名打者」で先発出場。一回先頭の第１打席でオールスター戦初となる安打を放った。

ナ・リーグの先発投手は公式戦で無安打に抑え込まれいてるカーショー（ドジャース）。初球、９０マイル（約１４４キロ）の外寄りフォーシームを打ち返して中前打。２回目のオールスター戦出場で初安打を記録した。だが、２番ジャッジ（ヤンキース）の３球目の後、一塁牽制に憤死。走塁用の手袋を忘れていたらしく帰塁がやや遅れたようだ。スタジアムは歓声と悲鳴が入り混じった。

０－２とリードされた三回２死走者なしの第２打席は３番手右腕マスグローブ（パドレス）にフルカウントから四球で出塁。五回に代打カブレラを送られ、１打数１安打、１四球で２回目の祭典を終えた。

投手でも監督推薦で選出されたが、２２日の後半戦初戦のブレーブス戦で先発するため、登板はしない。

試合は一回にナ・リーグがゴールドシュミット（カージナルス）の一発などで２点を先行したが、四回にア・リーグが５番スタントン（ヤンキース）の同点２ラン、６番バクストン（ツインズ）の勝ち越しソロと連続アーチで逆転、そのまま３－２で逃げ切った。通算成績は　ア・リーグが９連勝して４７勝４３敗２分けとなった。

最優秀選手（ＭＶＰ）にはスタントンが受賞した。