中1自殺で名古屋市を提訴 父「真実を明らかに」

名古屋市で平成30年、市立中学1年の斎藤華子さん=当時(13)=が自殺したのは、学校側がいじめを防ぐ安全配慮義務を怠ったためだとして、両親が19日、市に約1500万円の損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴した。名古屋市で記者会見した父、信太郎さん(50)は「真実と、責任の所在を明らかにする。娘の死を無駄にはさせない」と話した。

訴状によると、斎藤さんは学校の心理テストで「最近悲しいことやつらいことがあった」「泣きたいような気持ちになる」の項目にチェックを入れていた。生活ノートには「寒いです」と何度も書いた。

両親側は、これらのことから学校はいじめによる精神的苦痛を察知できたはずなのに、何も対処しなかったと主張。学校が斎藤さんと面接したり、両親と話し合ったりしていれば、命を救えた可能性が高いとした。

坪田知広教育長は「尊い命が失われたことは申し訳なく思う。訴状の内容を確認して対応する」とのコメントを出した。

会員限定記事会員サービス詳細