安倍元首相銃撃の容疑者「母が憎い」と供述、殺害示唆の手紙送付も認める

山上徹也容疑者が送ったとみられる安倍元首相の殺害を示唆する手紙の写し
山上徹也容疑者が送ったとみられる安倍元首相の殺害を示唆する手紙の写し

自民党の安倍晋三元首相(67)が奈良市での参院選の演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された無職、山上徹也容疑者(41)が「自分の人生がこうなったのは母親のせいだ。母親が憎い」という趣旨の供述をしていることが18日、捜査関係者への取材で分かった。奈良県警は母親が入信していた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に加えて、母親への恨みが安倍氏に向けられたとみて、動機の解明を進める。

母親は家庭連合に約1億円に上る献金を重ねて破産。山上容疑者は「家庭がめちゃくちゃになった。家庭連合と安倍氏につながりがあると思って狙った」と供述している。山上容疑者のものとみられるツイッターにも、母親への恨みがつづられていた。

一方、母親は捜査当局の聴取に「息子が大変な事件を起こし申し訳ない」と謝罪しているという。

また、山上容疑者が島根県在住の男性に郵送したとみられる安倍氏の殺害を示唆する手紙について、県警は18日、山上容疑者が送付を認めていることを明らかにした。17日に手紙を押収し、内容を詳しく調べている。

県警によると、山上容疑者とよく似た人物が事件前日の7日、岡山県内のコンビニに設置された郵便ポストに封書を投函(とうかん)していたことが防犯カメラの映像で確認された。コンビニは安倍氏の演説が行われた会場に近く、演説前に立ち寄ったとみられる。山上容疑者は岡山の会場にも銃を持参したが、警備の厳しさから襲撃を断念したと説明している。

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