露国防相、攻勢強化を指示 ドネツク攻略再開か

ロシアのショイグ国防相=5日、モスクワ(ロシア国防省提供・ロイター)
ロシアのショイグ国防相=5日、モスクワ(ロシア国防省提供・ロイター)

ウクライナに侵攻したロシアのショイグ国防相は露軍司令部を訪れ、各方面の指揮官から戦況報告を受けた。露国防省が16日、発表した。ショイグ氏は、露軍が主目標とする東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)などで「民間施設や住民の被害をウクライナ軍のミサイル攻撃や砲撃から防ぐ活動」を強化するよう指揮官に指示した。

事実上、攻勢の強化を指示した形。ロシアは今月上旬にルガンスク州の制圧を宣言した後、「戦力補充を行う」とし、地上部隊の大規模な前進を停止させ、火砲での攻撃を強化していた。ショイグ氏の指示は、残るドネツク州の攻略に向け前進の再開を命じたものである可能性がある。

同時に、ヘルソン州など南部の占領地域では最近、ウクライナ軍による露軍拠点への攻撃が相次いでおり、対処を指示したものとみられる。実際、ウクライナ国防省報道官は15日、米国製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」により、過去数週間に30カ所以上の露軍の兵站(へいたん)拠点の破壊に成功したと発表した。

ウクライナのレズニコフ国防相は同日、ツイッターで、欧米側が供与した多連装ロケットシステム「M270」が初めてウクライナに到着したと発表した。

東部ドニエプロペトロフスク州当局は15日夜、州都ドニプロの工業地帯が露軍のミサイル攻撃を受け、3人が死亡したと発表した。東部ハリコフ州チュグエフでも16日、露軍の砲撃で3人が死亡した。

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