大阪市立美術館(同市天王寺区)で16日、「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」(産経新聞社など主催)が開幕し、待ちわびた多くの美術ファンが詰めかけた。
注目はフェルメールの初期の傑作「窓辺で手紙を読む女」。塗りつぶされていたキューピッドの画中画が大規模修復でよみがえり、ドイツの所蔵館以外では世界初の巡回展となる。
会場では、色鮮やかに生まれ変わった作品をじっくり鑑賞しようと足を止めて見入ったり、修復前の複製画と見比べたりする人たちの姿が見られた。他にも、レンブラントなど17世紀オランダ絵画黄金時代の作品約70点が展示されている。9月25日まで。詳細は公式ホームページで。