容疑者母「教団に1億円献金」 伯父説明、土地や建物の売却益もとに

安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件発生から1週間となり、多くの人が現場近くの献花台を訪れた =15日午前、奈良市(永田直也撮影)
安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件発生から1週間となり、多くの人が現場近くの献花台を訪れた =15日午前、奈良市(永田直也撮影)

安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、逮捕された山上徹也容疑者(41)の伯父(77)が15日、報道陣の取材に応じ、山上容疑者の母親が、土地と建物の売却益などを原資に、約1億円を世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に献金していたと明らかにした。

伯父によると、容疑者の母親が旧統一教会に入信したのは平成3年ごろで、昭和59年に容疑者の父親が自死したことがきっかけだったという。家庭連合側の説明では平成10年ごろに入信したと説明していた。

また、家庭連合側が容疑者の母親に5千万円を返金したと主張していることについては「(献金を巡る母親とのトラブルを)全部うやむやにするためだ」などと反論した。

伯父によると、山上容疑者は高校卒業後、経済難から大学に進学できなかった。平成14年8月に期限3年の任期制自衛官として採用された海上自衛隊では、17年に自殺未遂を起こしていたという。旧統一教会への献金によって生活が困窮した兄と妹に、自身の死亡保険金を渡すことが目的だったとしている。

伯父は、母親は事件後に警察や検察の捜査に応じていることを明らかにした。母親は現在、伯父の自宅に身を寄せているとし、母親の様子について「旧統一教会と(今も)連絡を取っているかは分からない。疲労困憊(こんぱい)で寝ている」とした。

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