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正論

安倍晋三元首相の葬儀を国葬に 東京大学名誉教授・平川祐弘

記者会見で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について話す安倍晋三首相(当時)=2013(平成25)年3月、都内(AP)
記者会見で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について話す安倍晋三首相(当時)=2013(平成25)年3月、都内(AP)

日本の最大の世界的政治家

安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、日本は世界に向けて説得的に語り得る希代の大政治家を失った。安倍氏は伊藤博文以来のわが国が生んだ最大の世界的政治家であった。ロシアのプーチン大統領すらも個人的な感懐の情を述べずにいられなかった。モスクワの日本大使館には弔意を示す花束が届けられているという。これは世界の多くの国の日本大使館で見られることであろう。安倍氏の死は国家的に、いや国際的にも大損失だ。痛恨の念を禁じ得ない。日本国は国葬によって安倍氏の非業の死を弔うべきではあるまいか。

東京大学名誉教授、平川祐弘氏
東京大学名誉教授、平川祐弘氏

なぜ安倍氏は伊藤博文と並んで、世界的大政治家であり得たか。二人とも世界史の中の日本の位置と進むべき方向がよく見えた例外者であったからである。具体例に即して説明すると、かつて日本の首相で、その英語演説で相手を沸かせた人は岩倉使節団の副使としてサンフランシスコで大喝采を博した伊藤博文とワシントンの上下両院議員を前に講演した安倍氏の二人だけだった。

旧暦明治四年十二月十四日、西暦一八七二年一月二十二日の夜、サンフランシスコのグランドホテルで開かれた歓迎晩餐(ばんさん)会の席で、岩倉具視大使は烏帽子直垂(えぼしひたたれ)姿で挨拶し、駐日米国公使デロングが通訳した。次いで末席副使の伊藤博文が、上席副使の木戸孝允、大久保利通をさしおいて、登壇した。

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