クルド人男性、難民認定へ 入管庁調整、高裁判決受け

トルコ国籍の20代クルド人男性の難民不認定処分を取り消し、確定した札幌高裁判決を受け、出入国在留管理庁が、男性を難民と認定する方向で調整していることが12日、政府関係者への取材で分かった。全国難民弁護団連絡会議事務局によると、トルコ国籍のクルド人が難民認定されるのは初めて。

今年5月の札幌高裁判決によると、男性は平成26年、日本に入国。難民認定申請は30年に退けられ、この不認定処分の取り消しなどを求めて提訴した。

1審の札幌地裁判決は請求を棄却したが、高裁は、男性がトルコでクルド人独立を目指す組織のメンバーに食料を提供したことで軍などから拷問を受けており「迫害の恐怖を抱く客観的事情がある」と指摘、難民に当たると判断した。国が上告せず、確定した。

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