書評

『世界最強の研究大学 ジョンズ・ホプキンス』黒瀬悦成著

『世界最強の研究大学 ジョンズ・ホプキンス』
『世界最強の研究大学 ジョンズ・ホプキンス』

米国のジョンズ・ホプキンス大は全米最古の公衆衛生大学院を擁し、感染症研究を中心に世界の医学を主導する最先端大学だ。

新型コロナウイルス禍に際し、同大は世界各地の感染者と死者の人数を集積して即時に提供する「追跡サイト」を発明し、国連や各国の対策づくりに重要な貢献を果たした。2018年にはコロナの脅威を早くも予言していた。

本書は、産経新聞のワシントン支局長だった著者が関係者の証言や資料を駆使し、日本では知られてこなかった、感染症から人類を守る「頭脳」にして「心臓部」である大学の実像を鮮やかに描き出している。(新潮社・1650円)

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