皇室ウイークリー

(751)両陛下、日米交流の式典ご臨席 上皇后さま、闘病の子らご支援

「日米フルブライト交流計画」の70周年記念式典に臨席された天皇、皇后両陛下=1日午後5時23分、東京都千代田区
「日米フルブライト交流計画」の70周年記念式典に臨席された天皇、皇后両陛下=1日午後5時23分、東京都千代田区

天皇、皇后両陛下は1日、静岡県熱海市で昨年7月に発生した土石流災害から1年となるのに際し、同市主催の追悼式に生花を贈られた。

宮内庁によると、天皇、皇后が全国戦没者追悼式など政府主催の式典以外に生花を贈るのは、平成17年に行われたJR福知山線脱線事故の合同慰霊祭以来。両陛下のご意向を踏まえて決定したという。追悼式は3日、熱海市内の小学校体育館で行われた。

両陛下は1日、東京都千代田区の帝国ホテルを訪れ、日米の人材交流を支援する「日米フルブライト交流計画」の70周年記念式典に臨席された。

事業は世界平和を願って故フルブライト米上院議員が提唱し、日米間では昭和27年に始まった。これまでに、日本から米国へは6600人、米国から日本へは2900人を超える人材が派遣され、同窓生にはノーベル賞受賞者や閣僚経験者らが名を連ねる。

天皇陛下はお言葉で、事業が「両国間の友好と相互理解の促進に大きく貢献してきました」と述べ、活動を支えてきた関係者に敬意を表された。今後も事業を通じ、「日米の人々の相互理解が一層深まるとともに、世界の平和と発展に寄与していくこと」を希望された。

「日米フルブライト交流計画」の70周年記念式典でお言葉を述べられる天皇陛下=1日午後5時7分、東京都千代田区
「日米フルブライト交流計画」の70周年記念式典でお言葉を述べられる天皇陛下=1日午後5時7分、東京都千代田区

終了後には飯野正子・フルブライト日本同窓会会長ら出席者との懇談の機会も設けられた。飯野会長によると、陛下は「これからの若い人にも海外留学を経験してほしい」という趣旨の言葉を述べ、制度の発展をご祈念。皇后さまも米国で過ごした自身の学生時代を振り返り、和やかに懇談されたという。

陛下は5日、皇居・御所で、伊勢神宮(三重県伊勢市)の大宮司に同日付で就任した久邇朝尊(くに・あさたか)氏と、前任の小松揮世久(きよひさ)氏と面会された。続いて皇后さまも面会された。大宮司は神宮職員のとりまとめ役。陛下の妹で、神宮祭主を務める黒田清子(さやこ)さんの下で神事をつかさどる。

日本工芸会の総裁を務める秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまは1日と6日、赤坂御用地にある赤坂東邸(東京都港区)に、重要無形文化財の「鍛金(たんきん)」保持者である大角幸枝(おおすみ・ゆきえ)氏と、「色絵磁器」保持者の今泉今右衛門(いまえもん)氏を招き、それぞれの技法や歴史について説明を受けられた。

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