奈良市で安倍元首相が襲われる 血を流し倒れる 心肺停止か

参院選候補者の応援演説を行う自民党の安倍晋三元首相=2日午前、東京都立川市(岩崎叶汰撮影)
参院選候補者の応援演説を行う自民党の安倍晋三元首相=2日午前、東京都立川市(岩崎叶汰撮影)

8日午前11時半ごろ、奈良市西大寺国見町の大和西大寺駅近くの路上で街頭演説をしていた自民党の安倍晋三元首相が、不審な男に背後から襲われた。奈良県警が男を取り押さえた。自民党関係者によると、安倍氏は背後から左胸を撃たれ血を流していたといい、救急車で搬送されたが、意識不明の状態で、心肺停止とみられる。

捜査関係者によると、安倍元首相は背後から散弾銃で撃たれた。襲われた際、2発の銃声のような音が聞こえたとの情報もある。

安倍氏は10日投開票の参院選で自民党候補の応援演説を続けており、この日は羽田空港から大阪空港経由得で奈良市に入り、同市と京都市、埼玉市の計3カ所で演説を予定。奈良市は最初の遊説先だった。

安倍氏は衆院山口4区選出で衆院当選10回。自民党幹事長や官房長官を歴任し、平成18年に首相に就任。当時は1年で退任したが、24年に首相に返り咲き、令和2年9月まで約7年9カ月間の長期政権を担った。

戦後、政治家が襲われた主な事件では、昭和35年10月に浅沼稲次郎社会党委員長(当時)が日比谷公会堂で右翼の少年に胸を刺され死亡。平成2年1月には、本島等長崎市長(同)が長崎市役所前で右翼に銃撃され重傷を負った。

4年3月には自民党副総裁を務めていた金丸信氏が栃木県足利市で右翼の男に銃撃。6年5月には、元首相の細川護煕氏が東京・新宿のホテルで元右翼の男に銃撃された。14年10月には、石井紘基衆院議員が東京都世田谷区の自宅前で右翼団体代表の男に刺され死亡している。

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