埼玉LGBT条例、自民9人が採決退席 団長一問一答

性的少数者への理解増進を図る条例案の採決を前に、退席する自民党議員団の県議(手前)。会派内の意見対立が解消されないまま条例は成立した=7日午後、埼玉県議会(星直人撮影)
性的少数者への理解増進を図る条例案の採決を前に、退席する自民党議員団の県議(手前)。会派内の意見対立が解消されないまま条例は成立した=7日午後、埼玉県議会(星直人撮影)

埼玉県議会で7日、性的少数者(LGBTなど)への理解増進を図る条例が成立した。提出した最大会派・自民党議員団は、慎重派の理解を得ることができないまま採決に臨み、一部議員が棄権する事態となった。同議員団の小島信昭団長と記者団の主なやりとりは次の通り。

--採決で会派所属議員が棄権した

「9人が退席した。プロジェクトチーム(PT)を立ち上げるなどして約1年かけ議論してきたが、最終的に賛同してもらえなかった。全員一致が原則なので、意見がまとまらなかったのは残念だ」

--党議拘束はかけなかったのか

「今までは、会派で議論して方向性が決まれば党議拘束になっていた。しかし今回はそれが機能しなかった」

--棄権した議員は党議拘束を破ったということになるのか

「構造的には破ったことになる。ただ、こちらとしては『(棄権の)容認もあり得る』と発言した」

--罰則は考えているか

「今のところは、まとめきれなかったわれわれ執行部の不徳の致すところだと考えている」

「今回の経験を糧に『党議拘束を守らないのなら処分する』と明確にするなどの対応を検討していく」

--条例化は時期尚早だとの指摘もある

「約1年かけて議論してきた。PTの報告では十分議論は尽くされている。他の条例では1年も時間をかけることはない」

「性的少数者の人権や生きる道を閉ざすのではなく、しっかり権利が認められるべきだというのが基本だ。性的少数者に光を当てる条例だと思っている」

--統一地方選への影響は

「分からない。全会派所属議員に公認の推薦書を出し、県連を通じて党本部に提出している。会派が公認の可否について要請はできない。『党議拘束を守らないから不適当だ』ということもない」

LGBT条例が成立 埼玉県議会


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