「ウクライナの戦いをみて、この劇で扱う戦争というものが歴史上の出来事ではないと胸に詰まりました。戦争になったら、自分ならどうするのかと考えさせられます」(女優の伊藤つかささん)
大東亜戦争末期、沖縄に侵攻した米軍の艦艇に航空機で体当たりする「特別攻撃(特攻)」を行った若者たちの実話をもとにした舞台演劇「帰って来た蛍~令和への伝承~」(柿崎ゆうじ脚本・演出)が今月下旬、東京都内で上演される。日本にも中国や北朝鮮の軍事的脅威が高まり、「戦争」「有事」が現実味を帯びる中での上演だけに、伊藤さんをはじめ出演者には特別な思いが募るようだ。