「3期が一つの区切り」尼崎市の稲村市長、退任の意向表明

次期市長選へ出馬せず、今期限りで退任することを表明した兵庫県尼崎市の稲村和美市長=7日午前、尼崎市役所
次期市長選へ出馬せず、今期限りで退任することを表明した兵庫県尼崎市の稲村和美市長=7日午前、尼崎市役所

兵庫県尼崎市の稲村和美市長(49)は7日、市役所で記者会見し、任期満了に伴う11月の市長選に立候補せず、3期目の今期限りで退任する意向を明らかにした。稲村氏は、現在の市の行財政改革計画が終了することなどを挙げ、「3期が一つの区切りだろうと考えていた」と述べた。

同市では6月、全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリーを一時紛失する問題が発生。稲村氏は会見で、不出馬は昨年末ごろから周囲に相談していたとし、近く表明する予定だったが、「USB紛失問題への対応を優先させ、(表明を)延期せざるを得なくなり、遺憾に思っている」などと話した。

稲村氏は奈良市出身。証券会社勤務を経て平成15年の兵庫県議選(尼崎市選挙区)で初当選。2期目の22年11月に市長選に立候補し、当時全国最年少の38歳の女性市長として初当選した。

USB紛失問題をめぐっては、市が原因などを究明する第三者委員会を設置。稲村氏は期末手当を全額カットした。

尼崎市の稲村市長、退任へ 今秋の市長選に出馬せず

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