「やっと一歩踏み出せた」韓国の団体客が関空に到着

歓迎イベントで、ビリケン人形を手に笑顔を見せる旅行客=7日午前、関西国際空港(永田直也撮影)
歓迎イベントで、ビリケン人形を手に笑顔を見せる旅行客=7日午前、関西国際空港(永田直也撮影)

政府による新型コロナウイルスの水際対策の緩和を受け、韓国からの団体の訪日観光客(インバウンド)が7日、関西国際空港に到着した。空港では韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空の関係者と大阪観光局が歓迎イベントを開催。関西でもインバウンドの受け入れ再開が本格化する見込みだ。

この日午前10時50分ごろ、韓国からのツアー参加者計18人と添乗員1人が到着口に姿を見せた。ティーウェイ航空の呉永秀(オ・ヨンス)日本地域本部長や大阪観光局の溝畑宏理事長らが「Welcome to OSAKA」と書かれた横断幕で歓迎。団体客は2泊3日の日程で大阪や京都、兵庫などを観光する予定という。溝畑理事長は「感染拡大から出口がないような状態が続いていた。条件付きではあるが、やっと一歩が踏み出せた」と歓迎した。

政府は3月からビジネスや留学目的の外国人に限り入国を認めるなど、段階的に水際対策を緩和。6月10日からは添乗員が同行するパッケージツアーに限り、訪日観光客の受け入れを再開しており、関空では国際線の回復が徐々に始まっている。

空港を運営する関西エアポートによると、6月26日~7月2日の1週間の国際旅客便出発便数は101便で、到着便数もほぼ同数とみられる。約1カ月前(5月29日~6月4日)から12便増えたうちの6便を韓国線が占める。

関西国際空港に到着した韓国からの旅行客=7日午前(永田直也撮影)
関西国際空港に到着した韓国からの旅行客=7日午前(永田直也撮影)

5月27日に韓国の格安航空会社(LCC)のエアプサンが関空-ソウル(仁川)線を新規就航。ソウル線をめぐってはティーウェイ航空が5月上旬に再開し、関空を拠点とするピーチ・アビエーションも8月28日の再開を発表している。

米ユナイテッド航空がグアム線を7月1日から再開するなど、米豪のリゾート地に向けた路線も動き出している。

コロナ前の令和元年は週約1400便(往復)の国際旅客便が飛んでいた。回復の規模はまだ小さいが、航空関係者は「各国の水際対策緩和で、夏に入り旅客需要が戻りつつある」と手応えを語る。

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