混沌の京都 「安全圏」なき戦い 維新参入で構図一変

候補者の街頭演説に集まった有権者ら=3日午後、京都市内(渡辺恭晃撮影)
候補者の街頭演説に集まった有権者ら=3日午後、京都市内(渡辺恭晃撮影)

3年ぶりの祇園祭・山鉾(やまほこ)巡行を控え、一年で最も華やぐ時期を迎えた京都。10日投開票の参院選では改選2議席をめぐり、候補者9人が死力を尽くした熱戦を繰り広げている。日本維新の会の参入により、自民党と旧民主党系などが議席を分け合ってきた構図は一変。もはやどの候補者も〝安全圏〟とはいえない混沌(こんとん)とした情勢のまま、選挙戦は最終盤に突入した。

「京都のことは京都で決めましょう」。京都市で5日連続の猛暑日を記録した2日、JR京都駅前で立憲民主党現職、福山哲郎(60)が聴衆に訴えた。

応援弁士としてマイクを握った党前代表の枝野幸男は「大阪の一過性のブームに千年を超える歴史を持つ京都がぐらつくことはないと信じている」と声を張った。2人とも大阪を本拠地とする維新を意識していることは明らかだ。

今回、立民は旧民主党系で「兄弟党」ともいわれる国民民主党と決別。旧民主時代にともに政権交代を目指した国民民主代表代行の前原誠司=衆院京都2区=が維新の支援に回り、福山を推薦する連合京都内でも前原に近い組織は自主投票を決めた。

京都は立民代表、泉健太=衆院京都3区=のおひざ元であり、福山の当落は党の浮沈に影響しかねない。昨年まで党幹事長を務め、5選を目指す福山が維新を念頭に置いた演説を繰り返すのは「かつてない危機感」(陣営幹部)の表れといえる。

2日の立民演説の数時間前、同じ場所で自民が街頭演説を行った。首相(自民総裁)の岸田文雄が新人、吉井章(55)の応援に駆け付けた。

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