米中外相がG20で対面会談へ ウクライナ侵攻後初

中国の王毅国務委員兼外相(AP)
中国の王毅国務委員兼外相(AP)

【北京=三塚聖平】中国外務省は6日までに、王毅(おう・き)国務委員兼外相が、7~8日にインドネシアで開かれる20カ国・地域(G20)外相会合の期間中にブリンケン米国務長官と会談すると発表した。

両氏の対面会談は昨年10月にローマで行われて以来で、今年2月のロシアによるウクライナ侵攻後では初。米側はウクライナ問題をめぐる中露両国の接近に歯止めをかけたい考えとみられる。対する中国は、米国が台湾の蔡英文政権への支援を強めていることを批判する見通しだ。

中国外務省は報道官談話で、両氏の会談では「現在の米中関係や、重大な国際・地域問題について意見交換を行う」と表明した。

バイデン米大統領は6月、中国の習近平国家主席と近く電話などによる首脳会談を行う方針を表明している。王氏とブリンケン氏は、首脳会談に向けた事前調整も行う見通し。

中国側は、米政権が見直しを検討する米国の対中制裁関税についても取り上げるとみられる。中国の劉鶴(りゅう・かく)副首相は5日、イエレン米財務長官とオンライン会談を行い、対中関税の撤廃について「強い関心」を伝えている。

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