近本の30試合連続安打から逆転劇 阪神が広島戦初勝利

【阪神-広島】四回に30試合連続安打を放って生還した阪神の近本=7月6日、甲子園球場(水島啓輔撮影)
【阪神-広島】四回に30試合連続安打を放って生還した阪神の近本=7月6日、甲子園球場(水島啓輔撮影)

記録に残る一打から阪神が逆転の道を切り開いた。6日に甲子園球場で行われた広島戦。2点を追う四回2死、近本が球団記録に並ぶ30試合連続安打となる中前打を放つと、打線がつながって3得点。このリードを守り切り、今季広島戦12試合目でようやく初勝利を挙げた。チームを勢いづけた3番打者は「記録に関しては素直にうれしいですが、意識はしていない。毎試合ヒットを打つという目標は変わらない」と淡々と語った。

相手先発は今季3戦3敗だった左腕の床田。三回まで無安打でまた嫌な雰囲気が漂っていたが、四回、近本が甘く入ってきた直球を中前にはじき返して流れを変えた。記録達成で甲子園が大きな拍手に包まれると、この後満塁とし、北條、山本の連続適時打につながった。

入団から4年連続のシーズン100安打も同時に達成。矢野監督にとっては就任して最初のドラフト会議で獲得した1位選手で「試合に臨むまでの準備をしっかりできる」と全幅の信頼を寄せる。5月28日のロッテ戦からの30試合連続安打は2011年のマートンに並ぶ球団タイ記録で、プロ野球界でも歴代5位タイ。「周りの方から連絡をもらって、僕も元気をもらってる。そういう人たちのためにも、もうちょっと頑張ってみようかなと思っています」と静かに思いを口にした。(大石豊佳)

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