「220円」皿4割に拡大 くら寿司、高価格すし強化

できたてを売りにした高価格帯の定番すし。同時に発売する新商品として過去最多の計19種類をそろえた=6日、大阪市中央区(田村慶子撮影)
できたてを売りにした高価格帯の定番すし。同時に発売する新商品として過去最多の計19種類をそろえた=6日、大阪市中央区(田村慶子撮影)

回転ずし大手のくら寿司は6日、1皿220円と高価格帯に位置付けるすしメニューの構成比を、従来の3割から4割に引き上げると発表した。出来立てや大振りのネタといった付加価値の高いすし計19種類を、8日から定番メニューに投入する。一方で期間限定商品を含め、7割を占めていた1皿110円のすしは6割(約40種類)に減らす。

ウクライナ情勢や円安による物価高を背景に節約とぜいたくを使い分ける「メリハリ消費」が広がっている。同社の岡本浩之取締役は、この日のオンライン会見で「ハレの日にぜいたくを楽しむ需要に応えることで店内飲食を強化したい」と説明。たまのレジャーや外食にお金を使う傾向が高まっていることから、従来は期間限定で出していた高価格帯メニューを定番化することで客単価の向上を目指す。

高価格帯の新メニューは「巻きたて」「炙(あぶ)りたて」「揚げたて」「作りたて」の4本柱で構成。揚げ物を作るフライヤーなどの調理機器を改良したほか、厨房(ちゅうぼう)の作業を見直すなどして効率化し、注文からの提供時間を短縮。巻きずしはのりの上にシャリとネタを置いて出し、客自ら食べる直前にのりを巻くことでパリパリとした食感に。また、マグロやハマチなどのネタも大振りにし、広報担当者は「よりぜいたくに味わってもらえるようにした」としている。(田村慶子)


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