露軍、ドネツク州で攻勢 市場攻撃で8人死傷

ウクライナ・ドネツク州を走行する同国軍の装甲車=4日(ゲッティ=共同)
ウクライナ・ドネツク州を走行する同国軍の装甲車=4日(ゲッティ=共同)

ウクライナに侵攻したロシア軍は5日、東部ドネツク州で攻勢を強めた。ロシアは隣接するルガンスク州の全域制圧を3日に宣言しており、両州で構成するドンバス地域の制圧を急いでいるとみられる。

米CNNによると、ドネツク州クラマトルスク市の市長は5日、露軍の攻撃目標は目下、同市と北方約16キロのスラビャンスク市になっていると主張。同州のキリレンコ知事は、激しい無差別砲撃が「インフラと居住地域を破壊するためだけに行われている」と訴えた。スラビャンスク市の市長は、市中心部の市場などへの攻撃で、少なくとも1人が死亡、7人が負傷したと明らかにした。

キリレンコ氏は同州内の約35万人に、露軍の攻撃を避け、ウクライナ軍の行動を容易にするために避難するよう呼びかけた。

一方、ロシア国家安全保障会議のパトルシェフ書記は5日、露軍の軍事行動は、露系住民をジェノサイド(集団殺害)から守り、ウクライナを「非ナチス化」するまで続くと発言した。米シンクタンク「戦争研究所」は5日、同書記の発言は、ロシアの目標がドンバス地域にとどまらず、「戦争の長期化に備えていることを示唆している」と分析した。

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