5年前に香港で失踪の中国富豪が中国本土で裁判

中国外務省の趙立堅報道官(共同)
中国外務省の趙立堅報道官(共同)

【北京=三塚聖平】香港経済日報(電子版)は5日、香港で2017年に行方不明になっていた中国出身でカナダ国籍の富豪、肖建華(しょう・けんか)氏の裁判が4日に中国本土で行われたと報じた。在中国カナダ大使館の情報としているが、罪名など詳細は不明としている。

米紙ウォールストリート・ジャーナルは6月、上海の検察当局が肖氏を不正に公的預金を受け取った罪で起訴すると伝えていた。

中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は5日の記者会見で、肖氏の裁判について「状況について(情報を)得ていない」と述べるにとどめた。

肖氏は17年1月、滞在していた香港の高級ホテルから行方不明になっていた。中国政界との関係が密接な肖氏が、中国当局に連行されたとみられていた。当時、習近平指導部が、肖氏とつながりのある反習派の高官を反腐敗キャンペーンで粛清する狙いも指摘されていた。

会員限定記事会員サービス詳細