祇園祭の稚児が優雅に「太平の舞」 疫病退散祈る

祇園祭の長刀鉾稚児を務める岡本善太君(中央)が神事始めの吉符入で「太平の舞」を披露した=京都市下京区
祇園祭の長刀鉾稚児を務める岡本善太君(中央)が神事始めの吉符入で「太平の舞」を披露した=京都市下京区

京都・祇園祭で前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(17日)で先頭を行く長刀(なぎなた)鉾の稚児が5日、京都市下京区の長刀鉾会所で巡行の際に舞う「太平(たいへい)の舞」を3年ぶりに披露した。

長刀鉾町の神事始め「吉符(きっぷ)入」に合わせ、稚児をお披露目する恒例行事。舞には、巡行の道中を清め疫病退散を祈る意味がある。

今年の稚児、岡本善太(ぜんた)君(11)が、クジャクの羽根を飾った蝶蜻蛉(ちょうとんぼ)の冠に、青海波(せいがいは)の柄に鶴の絵が描かれた振り袖と若草色の裃(かみしも)姿で、補佐役の禿(かむろ)2人を従えて登場。会所の2階から大きく身を乗り出しながら祇園囃子に合わせて優雅に舞うと、沿道から拍手や歓声が沸き起こった。

出来栄えを聞かれた岡本君は「97点。(巡行では)怖がらずに背筋を伸ばしてがんばりたい」と決意を新たにしていた。

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