仲野太賀と草彅剛、兄弟役で初共演 「拾われた男」

「拾われた男」で兄弟役として初共演している仲野太賀(左)と草彅剛(飯田英男撮影)
「拾われた男」で兄弟役として初共演している仲野太賀(左)と草彅剛(飯田英男撮影)

NHK・BSプレミアムで放送中で、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で配信中のドラマ「拾われた男」では、仲野太賀(29)と草彅剛(47)が兄弟役として初共演している。主演の仲野は「拾われた男もいるし、拾われなかった人たちもいるというところが、このドラマの良さ」と魅力を話す。

俳優、松尾諭(46)の自伝的エッセーが原作。役者を目指して上京するも鳴かず飛ばずの松戸諭(仲野)はある日、航空券を拾う。その持ち主はモデル事務所の社長で、事務所に俳優として拾われて人生が大きく動き出していく。

仲野は役作りのため、体重を約10キロ増やして、撮影に臨んだ。その熱演を「本当に最高」とたたえる草彅は「彼はこれから日本を背負って立つ名俳優となります」と太鼓判を押す。

草彅は、渡米して消息不明となった諭の兄、武志役。序盤ではわずかな出演機会しかないにもかかわらず、昨年の日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞に輝いた存在感は際立っている。仲野は「現場の空気が変わるぐらい吸引力がすごい」と絶賛する。

ほかの出演陣も個性派ぞろい。諭と恋仲となるヒロインに伊藤沙莉(さいり)、モデル事務所社長の山村に薬師丸ひろ子。本人役として、井川遥や柄本明らのほか、原作者の松尾まで登場する。作品の見どころを「全部」という草彅は「(出演している)誰もが主役なんですよ。出ているどの人も短くても人生があったんだろうなという撮り方を監督はしている」と理由を話す。

物語はすでに2話まで放送、配信。今後は諭がさまざまな人々に拾われて成功を収めていくさまとともに、兄との思いがけない再会を描く。仲野は「見終わったときに、『自分もあのとき拾われていたなあ』なんて自分の人生を振り返ることができるし、そのときに『ここまで来た人生も悪くないな』と思えるような、そういうドラマになればいいなと思います」と語った。(森本昌彦)

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