米独立記念日のパレードに無差別射撃 6人死亡

独立記念日を祝うパレード中に銃撃があった現場=米イリノイ州ハイランドパーク市(AP)
独立記念日を祝うパレード中に銃撃があった現場=米イリノイ州ハイランドパーク市(AP)

【ニューヨーク=平田雄介】米中西部イリノイ州シカゴ郊外のハイランドパークで4日、米国の独立記念日を祝うパレードの最中に銃撃事件が起きた。AP通信によると、少なくとも6人が死亡し、30人が負傷した。警察は同日夕、重要参考人として顔写真を公開して行方を追っていたロバート・クリモ容疑者を拘束した。

事件は同日午前10時15分ごろ発生。銃撃は建物の屋上から行われた。警察は屋上に残されていたライフルを押収した。警察は単独犯による「意図的な無差別の発砲」とみている。

パレードには夏休み中の子供たちや地元のマーチングバンドなどが参加していた。立て続けに起きた発砲で数百人が逃げまどい、現場は大混乱に陥った。

容疑者は現場から逃走し、警察は「犯人は武装しているとみられ、危険だ」と周辺住民に警戒を呼びかけていた。クリモ容疑者は現場から約8キロ北方で拘束された。

バイデン米大統領は「独立記念日に米社会に再び悲しみをもたらした愚かな銃犯罪に衝撃を受けている」との声明を発表した。

米国では、南部テキサス州ユバルディの小学校で児童ら21人が死亡した5月の事件を機に28年ぶりに銃規制を強化する法律が6月に成立したばかり。

バイデン氏は声明で「やるべきことは依然として多く、銃暴力の蔓延(まんえん)との闘いを続ける」と述べ、銃規制強化に今後も取り組む姿勢を示した。

惨事を受け、イリノイ州を拠点とする米大リーグ・ホワイトソックスは同日夜の試合後に予定していた花火の打ち上げを取りやめると発表した。周辺の複数の自治体も独立記念日の行事を中止した。ハイランドパークはシカゴ北方約40キロの高級住宅地。

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