<独自>熱中症で損保大手初の死亡補償 対象も拡大

損害保険大手の損害保険ジャパンが8月から、個人用の傷害保険で熱中症により死亡した場合に補償金を支払う特約を付けることが5日、分かった。死亡補償は大手損保で初めてという。日本列島は6月から各地で40度を超す記録的な猛暑に見舞われており、高まる死亡リスクに対応する。これまで対象外だった高齢者も加入できるように改める。

個人用傷害保険「THE カラダの保険」の全てのプランに熱中症による入院や手術に加え、死亡した場合でも補償する特約を付ける。申し込みは今月7日に開始し、補償は8月から実施する。

特約による保険料の上昇額はプランごとに異なり、月額数十円程度。例えばけがによる補償や所得の補償など、身近な危険に備える「傷害・所得プラン」でけが補償のみの場合、月額で21円上昇する。

併せて、熱中症特約が受けられる対象を全世代に拡大することも決めた。これまでは23歳未満の「こどもプラン」のみの特約だったが、異常気象の頻発で、大人でも熱中症リスクが高まっている現状に対応する。

総務省消防庁によると、6月27日~7月3日の間、全国で前年同期の約11倍となる1万4353人(速報値)が熱中症で救急搬送された。うち57%は65歳以上の高齢者で、熱中症とみられる死亡も相次ぐ。今週は全国的に雨や曇りの日が多いが最高気温は多くの地域で30度前後に達しており、同社担当者は「どの世代の方々も高まる熱中症リスクに備えてほしい」と説明している。

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